Ｑ．古物商許可を取得するためには、何か試験を受ける必要がありますか？
Ａ．試験は特にありません。必要な資格もありません。実務経験の有無も問われませんし、特別な講習もありません。許可の要件を満たし、欠格要件に該当していなければ、申請して許可を受けることができます。
ですので、試験はありませんが、欠格要件をクリアしていなければダメなので、その点だけ注意しましょう。
欠格要件は、
- 成年被後見人、被保佐人、破産者で復権を得ないもの
- 禁錮以上の刑、又は特定の犯罪により罰金の刑に処せられ、5年を経過しない者
- 住居の定まらない者
- 古物営業の許可を取り消されてから、5年を経過しない者
- 営業に関して成年者と同一の能力を有しない未成年者
ということなので、
- 過去に破産していない（破産していても免責決定して復権すれば可）
- 判断能力が落ちていない（後見人や保佐人が付いていない）
- 古物や盗品関係で罰金刑になったことがない（なっていても5年経過していれば可）
- 禁錮刑以上の刑になったことがない（5年経過していれば可）
- 住所がちゃんとある（住所不定じゃない）
- 古物商の無許可営業などで古物商許可を取り消されたことが無い（5年経過していれば可）
- 成人である
ということを全て満たしていればOKです。
なお、許可を取得したにもかかわらず長期間営業を行っていない場合、許可の返納を求められる場合があります。