内容証明郵便とは、
- 『どんな内容の手紙を』
- 『いつ相手に出したか』
ということを.郵便局で証明してくれるものです。
「なんだそれだけか」とお思いになるかもしれませんが、これが非常に重要なのです。
普通郵便の場合、相手方に郵便が届いていたとしても、相手に「そんな郵便を受け取った覚えは無い」と言われると、それ以上追求することは困難です。また、きちんと届いても、それが改ざんされてしまうと、折角の書面の効力が曖昧になってしまいます。
そこで、郵便局という公共性の高い機関が手紙の内容と出した日を証明してくれる郵便、それが内容証明郵便です。
「どのような内容の書面を、いつ出したか」という証拠を残せるのが他の郵便には無い最大の特徴です。
内容証明郵便は、郵便が相手に届いたことをはっきりと証明させるために、配達証明と組み合わされることもあります。
内容証明郵便を使うタイミング
内容証明郵便が必要とされる機会はごく身近に存在します。
- クーリングオフ
- 債権回収
- 慰謝料請求
- 時効の援用
- 敷金の返還請求 etc.
内容証明郵便を使うことで、その意思表示は「確固たる証拠」として残ります。電話で言っただけでは、後で言った言わないの争いになってしまうことも多々あります。特にクーリングオフにおいては、口頭による意思表示では法的効力を得られないため、必ず書面を用いることになります。そこで普通の郵便を使ってしまい、後で相手業者から「そんな書面は届いていない」と言われてしまうと大変なことになります。
内容証明郵便の作成は、普通の郵便に比べて手間がかかります。しかし、それに見合ったものは得られると思います。筆者は郵便局の回し者ではありませんが（＾＾；）、内容証明郵便をもっと身近に感じてほしいと考えています。
当サイトでは、内容証明郵便の書き方、作成方法、ルール等について解説するとともに、文例・雛形を提供しています。