自動車(二輪を除く)を登録する際には、「自動車の保管場所の確保等に関する法律(保管場所法)」という法律に基づき、車庫証明を取ることが義務付けられています。車庫証明、正しくは「自動車保管場所証明」と言います。
車庫証明が必要となるケース
車庫証明が必要となるのは、
- 新たに自動車を取得したとき
- 引越しをして保管場所が変わったとき
- 車庫を他の場所に変えたとき
などです。
車庫証明は普通車が対象ですが、地域によっては軽自動車にも同様の届出(保管場所届出)を課しているところがあります。
軽自動車は「保管場所届出」がなくても名義変更は可能ですが、届出をしてない場合または虚偽の届出をした場合は10万円以下の罰金が科せられますので注意が必要です。
軽自動車の車庫証明
普通車は必須の車庫証明ですが、軽自動車にも地域によって車庫証明が必要な場合があります。
必要かどうかは、警察の窓口で確認するか、軽自動車の保管場所届出義務等の適用地域一覧をご覧ください。都市部ではほぼ必要で、田舎になるにつれて不要な地域が増えていきます。
なお、普通車の車庫証明とは異なり、軽自動車の場合は「自動車保管場所届出」という届出になります。書類は普通車の場合とほぼ同じですが、手続きは幾分か簡略化され、納める費用も少なく済みます。
車庫証明制度の目的
自動車の保管場所をちゃんと確保しておかなかった場合、どうなるのでしょうか。
常識的に考えれば、誰もが車庫だったり駐車場だったり、身近なところに車を置いておく場所を確保します。
しかし中には「道路を駐車場代わりにして車を停めておけばいい」といった不届きな輩がいるかもしれません。そのような車が多くなってしまうと通行の邪魔になりますし、事故の危険性が増します。道路交通の円滑化を図るために、この車庫証明の制度があります。