商標登録にかかる費用

商標登録にかかる費用は、商標出願費用、商標登録費用、電子化費用の3つです。印紙は全て特許印紙です。収入印紙、収入証紙、登記印紙と間違えないようにしましょう。弁理士にお願いした場合は、その分の報酬もかかります。

１．商標出願費用

基本料金3,400円＋1分類につき8,600円

出願する分類（商標を取る分野）が多くなると、その分印紙代が高くなります。

1分類につき16,400円（5年間）または28,200円（10年間）

登録査定が出た後、この費用を払うことで商標登録となります。登録・更新の際には、この10年分の登録料を一括して納付しなければなりません。

初回登録時の費用を抑えるために前期・後期の5年ごとに分割して納付できる分納制度を利用することもできますが、一括納付した場合に比べるとかなり割高になります。

1件につき1,200円＋1ページにつき700円
（1枚だと1,900円）

商標の出願には、通常の出願（書面出願）と電子出願の2通りあります。前者は普通の紙で出願する形態ですが、この場合は後で商標のデータを電子化するために、出願後に電子化料金を納める必要があります。

電子化費用は、出願後2～3週間で送られてくる振込用紙にて支払います。これを支払わないと、「出願が無かったこと」にされてしまいますので、期日内に必ず納めましょう。

商標登録にかかる費用は、年々安くなっています。

出願費用は、10年以上前（2004年）は、「基本料金6,000円＋1分類につき15,000円」だったのが、平成28年4月1日以降は、「基本料金3,400円＋1分類につき8,600円」まで下がりました。ほぼ半額です。

そしてなんと、商標登録の費用は、2004年の時点では、「1分類につき44,000円（5年間）または66,000円（10年間）」、これが2016年4月以降は「1分類につき16,400円（5年間）または28,200円（10年間）」になっています。半額どころか、3分の1になろうかという勢いです。

商標は、ビジネスを円滑にするための脇役です。ここで大きな費用がかかってしまうのは足かせになってしまいますから、安くなるのはありがたいですね。